ブレーキパッドの交換時期を知る!パッドウェアインジケーターとは?

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自動車の安全な走行において、ブレーキシステムは極めて重要です。そのため、車検時にはブレーキシステムの検査が欠かせず、その中でもブレーキパッドの状態は特に重視されます。

ブレーキパッドは消耗品であり、定期的な交換が必要です。適切なタイミングでブレーキパッドを交換することで、車両の安全性を確保することができます。

また、ブレーキパッドの交換時期を見極める際には、ブレーキング時の効き具合や異音の有無、ブレーキペダルの感触なども重要な判断基準となります。これらの異常がある場合は、早急に専門家に点検してもらうことが安全運転のために重要です。

ブレーキシステムとは

ブレーキパッド写真

ブレーキシステムは、自動車や二輪車などの乗り物が速度を減速するために使用される装置のことです。ブレーキはタイヤとフレーム間の摩擦を利用して速度を抑制することができます。

ブレーキシステムは通常パッドやシュー、ブレーキライン、ブレーキマスターシリンダーなどからなり、ハンドブレーキとフットブレーキの2つのタイプがあります。

ブレーキペダルを踏むことによりブレーキキャリパーに組み込まれたブレーキパッドでディスクローター(ホイールと同調しているディスク版)を挟み摩擦力で車両停止させますが、その際、ブレーキパッドを消耗させ、薄くなったら交換できるように出来ています。

ブレーキパッド寿命年数は7年~8年

ブレーキパッドの寿命は通常走行距離によって測られます。一般的には、7万〜8万km程度が目安とされています。ただし、道路状況や運転スタイルなどの要因により異なる場合があります。メーカーの推奨交換期限も参考にし、安全のために定期的な交換が必要。

ブレーキパッド写真

普通自動車の年間走行距離は約1万㎞、ブレーキパッドは新品で厚さ10㎜、1万㎞前後走行すると1㎜消耗、7㎜~8㎜で交換するとすれば、ブレーキパッドの寿命は7年~8年です。

ブレーキパッド交換のタイミング

ブレーキパッドの交換は車の安全性を保つ上で非常に重要なメンテナンスです。ブレーキパッドはブレーキディスクに押し付けられて車を停止させる役割を果たしており、長期間使用すると摩耗して性能が低下します。ここでは、ブレーキパッド交換のタイミングを確認するいくつかの方法を紹介します。

ブレーキパッドの厚みで判断

ブレーキパッドの交換タイミングは厚みと走行距離で判断できます。ブレーキパッドは新品で10㎜、一般に1万km走行すると1㎜消耗します。走行距離が6万km以上の場合、次の車検や定期点検に合わせて交換することをお勧めします。

ブレーキパッドの交換目安は残りの厚さが3㎜、と覚えておくといいでしょう。

ブレーキパッドの厚みが無い状態のまま走行を続けた場合は、ディスクローターをキズ付けたりブレーキが効かなくなる可能性があるため注意が必要です。そうなると事故の危険性が高まったり、無駄な出費となりますので、早めの交換をお勧めします。

ブレーキパッド厚みの確認方法は、タイヤホイールを外してブレーキキャリパーの点検窓から確認できます。

ブレーキフルードで判断

ブレーキフルード写真

ブレーキフルード量(ブレーキオイル)で判断できます。

上写真のタンク内のオイル液面が上限ライン(MAX)と最低ライン(MIN)の間であればOK。ブレーキパッドが消耗するとブレーキキャリパーピストンの定位置が変わるため、タンク内の液量も変わります。

従って最低ライン(MIN)まで液量が下がった場合はブレーキパッド交換を検討する目安にしておくといいでしょう。

ブレーキフルードとは、自動車やオートバイなどのブレーキシステムで使用される油状の液体です。ブレーキフルードは、ブレーキシステム内で力を伝える役割を持ち、ブレーキペダルを踏むとブレーキキャリパーに伝わり、ブレーキパッドがブレーキディスクに押し付けられて車両を減速・停止させるのに必要な圧力を作り出します。

ブレーキフルードは高温高圧環境下でも劣化しないよう、耐熱性が求められます。また、水分を吸収しにくく、低温でも粘度が安定していることが必要です。水分が混入すると、沸点が低下したり、ブレーキシステム内部で錆や腐食が発生することがあるため、ブレーキフルードは定期的に交換する必要があります。

メーカーやカーショップで確認してもらう

慣れない方や、不安な方は専門店で確認してもらうのがいいでしょう。

ポイントはタイヤ交換やオイル交換のついでに確認してもらう方法です。カーショップやタイヤショップなど店員さん言えば無料で確認してくれます。

ブレーキパッドの交換費用

ブレーキパッドの交換費用は車種やブランド、地域やカーショップどによって若干異なります。

ブレーキパッドにはフロント用とリヤ用があり、それぞれ価格が12,000円~20,000円程度です。(交換費用内訳は工賃とブレーキパッド本体価格の合計)

パッドウェアインジケーターとは

パッドウェアインジケーターとは

皆さんパッドウェアインジケーター(Pad Wear Indicator)ってご存知でしょうか?聞きなれない名前ですが、ブレーキパッドの厚みが1㎜以下になると警告音(金属音)を発生させる器具です。

自動車やオートバイなどのブレーキパッドに装着された部品の一つで、ブレーキパッドの残量を確認するために使われます。

ブレーキパッドは摩耗すると徐々に薄くなり、最終的には消失してしまいます。パッドウェアインジケーターは、ブレーキパッドの摩耗が進んできた時に、ブレーキディスクに接触する部分が露出するように設計されています。これにより、ドライバーはブレーキパッドの残量を視覚的に確認することができます。

パッドウェアインジケーターは、交換時期を見極めるための目安として利用されます。ブレーキパッドが摩耗しすぎてパッドウェアインジケーターが露出すると、ブレーキパッドを交換する必要があります。このように、パッドウェアインジケーターは、交通安全にとって重要な役割を果たしています。

パッドウェアインジケーターの役目

車のブレーキパッドは、摩擦によって制動力を発生させる重要な部品です。しかし、使用するうちに摩耗し、その性能が低下します。ブレーキパッドを交換せずに走行を続けると、制動力が減少し、安全性に影響を及ぼす可能性があります。

そのため、多くの車にはブレーキパッドの摩耗を検知するシステムが組み込まれています。一定の摩耗レベルに達すると、運転手に警告音や警告灯を発することで、ブレーキパッドの交換を促す仕組みがあります。これにより、運転手は車の安全性を保つために適切なタイミングでブレーキパッドを交換することができます。

警告音は、鳴り始めから約1,000kmすると鳴り止みますが、パッドの厚みは限界であることは変わらないので早め対応が必要。

異音が発生したら「ブレーキパッドがもう限界なので交換して下さい」ていう合図です。

異音が発生したにもかかわらず、そのまま走り続けていると、ディスクローターにキズをつけ、ブレーキも効かなくなります。

ディスクローターにキズを付けたら交換や加工が必要、その場合の費用は前輪一式交換は50,000円前後、前後輪合わせると100,000円前後の費用がかかります。

パッドウェアインジケーターは2種類ある

パッドウェアインジケーターは機械式と電気式の2種類あります。

【機械式】はブレーキパッド部分に取り付けられている金属器具がパッドの厚み1㎜以下になるとディスクローターに接触し金属音を発生させ、異常をドライバーに知らせます。

【電気式】は金属器具がディスクローターに接触すると電気が流れ異常ランプを計器盤パネルに点灯させることでドライバーに知らせします。電気式は主にベンツやレクサスなど高級車に装備されていることが多いです。

車検が通るためにパッドの厚みは必要?

車検が通るためにパッドの厚みは必要?

車検はシビアコンデションと言われる部分、例えばタイヤの摩耗やブレーキの利き具合など、事故に直接繋がる部分を重要検査項目にしていますが、ブレーキパッドの厚さ規格項目はなく、 厚さが1㎜以下になってしまったパッドでも、ブレーキパフォーマンスを満たしていて安全上の問題が生じなければ車検は通ります。

一見ブレーキパッドの厚みが無いと車検は通らないイメージですが、よほどのことが無い限り普通に通ります。しかし厚みが1㎜~2㎜のブレーキパッドのまま走り続けるのは故障するリスクがあり、早めの交換をお勧めします。

まとめ

ブレーキパッドの寿命は一般的には使用状況や運転スタイルによって異なりますが、通常7年~8年程度持つことが期待されます。ただし、実際の寿命は車のメーカーやモデル、ブレーキパッドの品質、運転状況によって異なります。

ブレーキパッドの摩耗具合を示す装置やシステムとして、パッドウェアインジケーターがあります。多くの新しい車や一部のアフターマーケットのブレーキパッドには、パッドウェアインジケーターが組み込まれています。

パッドウェアインジケーターは、ブレーキパッドの厚さが摩耗するにつれて露出してくる金属片やスプリングで構成されています。ブレーキを使用するたびに、パッドが摩耗し、パッドウェアインジケーターが露出してくると、ドライバーにブレーキパッドの交換の必要性を知らせます。

この記事を書いた人
てつ

➤こんにちは「てつ」と申します。
➤神奈川県在住
➤職業 運転手
長年運転手を続けているのですが、最近では交通事情や環境問題について深い関心を持つようになり、自分ができることを考えながら、日々の運転に取り組んでいます。
近年では環境問題に配慮した車両や燃料の使用も求められており、運転手は省エネやエコドライブなどの取り組みが重要です。
➤このブログでは気になった事や、さまざまな経験を元に記事を作成し紹介しています。

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