大型二種免許は、大型路線バスなどので営業運転を行うために必要な免許、今回は一発試験という受験形式に焦点を当て、合格に向けた準備や試験の内容についても解説していきます。
大型二種免許は、より高度な運転技術と責任を要する免許であり、その取得には一定の知識や技術を身につける必要があります。
大型二種免許を「一発試験」で取得

大型二種免許をお得な「一発試験」で取得するための準備、受験資格、書類、ちょっとした心得など、まとめてみました。
自動車教習所に通わず、学科および技能試験を直接、運転免許試験場(免許センター)で受験すること
一発試験がお得な理由とメリット・デメリット
- 教習所に通う場合は 教習料+技能料金+諸経費 で一般的に25万円〜40万円位かかることが多いですが、一発試験なら試験料+交付料などだけで済むため、合格すれば数万円程度で免許取得が可能 です。
メリット
- 時間が短くて済む 一発試験なら学科・技能を準備できれば、数日で免許が取れる
- 自分のペースで挑戦できる 教習所に通う日時・カリキュラムに縛られる必要がなく、教習所に通わず自分の都合で受験することができる
デメリット
- 合格率が低い 一発試験は教習所卒業者より圧倒的に難しく、合格率は低い傾向があります
- 失敗するとその都度費用がかかる 受験回数によってはそれなりの費用になります
- 独学の技術や知識は身につきにくい 教習所での安全運転基本を独学で身につけるにはそれなりの勉強が必要
「費用・時間を最小限にしたい人」や「運転経験や準備に自信がある人」には一発試験がお得ですが難易度が高い点は覚悟が必要です。
大型二種受験までの流れ

大型一種免許がない方は仮免許が必要

大型一種免許を持ってない方は、路上練習が義務、そのために大型仮免許が必要です
※大型一種免許を持っている方は路上練習は必要ないです
- その1警察署で申請書作成
- その2免許センターで適性試験・技能試験を受験。
- 受験料・・2,900円
- 試験車使用料・・1,450円
- 仮免許証交付料・・1,150円
試験に合格しないと、その都度受験料、試験車使用料がかかります。
- その3合格すると、当日、仮免許証が交付されます。
路上練習
大型仮免許を取得すると、いよいよ一般道路での路上練習が可能になりまが、いくつかの条件や注意点があります。

路上練習申告書が無いと本受験できないので注意。
路上練習は「指導者」の同乗が必要
- 指導者(その自動車を運転することができる免許を受けており、その免許を受けていた期間が通算して3年以上の方)を同乗させ、免許試験を受ける前の3ヶ月以内に、1日2時間以内、計5日以上の路上練習を済ませることが必要です。
- 大型二種試験を受験する方は乗車定員30人以上のバス型自動車で練習しなければ受験することができません。
- 路上練習車両は自動車教習所で使わせてもらえる(有料)※使わせてもらえない教習所もあります、事前確認が必要。
練習車両に「仮免許練習中」標識の設置が必要。
- 「仮免許」の文字の大きさは縦及び横それぞれ4センチメートル以上、文字の線の太さは0.5センチメートル以上
- 「練習中」の文字の大きさは縦8センチメートル以上、横7センチメートル以上、文字の線の太さは0.8センチメートル以上

(注記)文字の色は黒色、地の色は白色としてください。金属、木その他の材料で、使用に十分耐えるものとしてください。
路上練習で気をつけること
- 仮運転免許証は、練習以外の目的で運転した場合は、無免許運転になります。
- 資格のある指導者を同乗させないで運転した場合は、違反になります。
- 高速道路・自動車専用道路及び交通の頻繁な道路では、練習を行うことができません。
- 路上練習中は、仮運転免許証を必ず携帯してください。
- 資格のある指導者を同乗させないで練習する等の交通違反を行った場合や、交通事故を起こした場合には、仮運転免許証は取消処分になることがあります。
路上練習申告書
- 本試験の受験時、路上練習申告書が必要です。(練習に使用した車の車検証と指導者免許証のコピーも添付して提出)

本試験受験時に上記の書類を忘れないように

路上練習申告書記入例
練習細目
- 運転姿勢を正しく保つこと。
- 乗降口のドアを閉じ、後写鏡を調節する等安全を図るため必要な措置を講ずること。
- 道路及び交通の状況に応じ、ハンドル、ブレーキその他の措置を確実に操作すること。
- 信号並びに道路標識及び道路標示による交通規制に従うこと。
- 歩行者を保護する等交通の安全を確保すること。
- 通行区分等を守ること。
- 他人に危害を及ぼさないような速度、車間距離及び側方間隔を保つこと。
- 合図の方法を守ること。
- 交差点における通行方法を守ること。
- その他道路交通法第108条の28第4項に規定する教則の内容となっている事項を守ること。
- 人の乗降のための停車及び発進を安全に行うこと。(二種免許を受験する方のみ。)
- 普通第二種免許を受けようとする者にあっては、転回を安全に行うこと。
国家公安委員会は、道路を通行する者が適正な交通の方法を容易に理解することができるようにするため、次に掲げる事項を内容とする教則を作成し、これを公表するものとする。
- 法令で定める道路の交通の方法
- 道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、又は道路の交通に起因する障害を防止するため、道路を通行する者が励行することが望ましい事項
- 前二号に掲げるもののほか、自動車の構造その他自動車等の運転に必要な知識
大型二種免許本試験

路上練習を終えたら、いよいよ本試験です
大型二種免許本試験、受験資格
大型二種免許を受験するための書類、手数料
- 大型仮運転免許証(大型一種を取得していない場合)
- 路上練習申告書(過去3か月以内に5日以上の路上練習をしたもの)
- 写真2枚(縦3×横2.4センチメートル)6ヶ月以内に撮影したもの
- 同乗者の運転免許証等のコピー
- 練習に使用した車の車検証のコピー
試験手数料 4,500円、貸車料 2,950円、交付手数料 2,350円
- 試験に合格しないと、その都度、受験料、試験車使用料がかかります。
学科試験

学科試験はマークシート形式 ※すでにタクシーやハイヤー業務のために二種免許所持の方は受ける必要無いです
- (文章問題90問、イラスト問題5問)計95問
- 文章問題が1問1点、イラスト問題が1問2点
- 合格点数・100点満点中90点以上
二種免許は、人の命を預かる責任が伴うため、一種免許よりも応用的で細かい内容が出題され、難易度が高くなっています。
技能試験
大型二種免許取得が難しいって言われる理由は、技能試験の難易度が高いからです。
老若男女、様々な人が利用するバス、安全走行のためには、気配りと思いやりが必要、ただ走行出来ればいいと言う訳ではなく、常に周囲の状況を意識しなければなりません。
S字・クランク・路端停車(バス停で停止・発進)・車庫入れなど、その他様々な運転技術の他に「安全確認の徹底」があります。二種免許の場合、安全確認は重要なポイントです。
最後に
一般的には、大型二種免許を取得する場所として「自動車教習所」と「運転免許試験場(一発試験)」の2種類がありますが、近年では費用の負担が大きい自動車教習所ではなく、「一発試験」を選択する人が増えています。
その費用は自動車教習所が25万円~40万円なのに対して、「一発試験」と呼ばれる形式では数万円で受験することができますが、難易度は高いってことを知っておきましょう。


